後悔しないキッチンづくりのポイント7選と収納

キッチンは毎日の料理を作ったり、家族とのコミュニケーションをとる場所です。

収納方法や、作業効率など、理想的なキッチンを実現するためには、いくつかのポイントを押さえることが大切なんです。

例えば、シンク、コンロ、冷蔵庫を結ぶ「ワークトライアングル」を意識した動線や、通路幅は90cm以上を目安にするなどなど…。 

このページでは後悔しないキッチンづくりのポイントをまとめてみました。

ぜひ参考にしてみてください。

1. ワークトライアングルを意識する

キッチンの動線を考える時に、シンク、コンロ、冷蔵庫の3つを結んだ「ワークトライアングル」を意識して設計します。

この三角形の形が正三角形に近いほど、作業がスムーズになると考えられています。

  • 無駄な動きが減る
  • 効率よく作業できる
  • 疲れにくくなる

以上の点から、各辺の長さが120cmから2.5mの範囲が理想だと言われています。 

2. 通路幅の確保

通路幅は作業効率に大きく影響します。
一般的には90cm以上の幅を確保するのが良いとされています。

また、複数人で料理することがある場合には少しゆとりを持たすと良さそうです。

3. 収納の取り出しやすさ

キッチン収納は「多ければ良い」というわけではなく、取り出しやすさを重視することが大切です。

ポイントは棚の奥行を30㎝以内にすることです。特に食品ストックをする棚は非常食をストックします。

奥行を浅い棚にしておくと、全体を見渡せて賞味期限切れを防ぐことができます。

収納スペースを考える時は、どこに何を置くかを考え、使いやすい動線を意識した配置を心がけましょう

4. 作業スペースの確保

料理をする際の作業スペースも重要です。十分なカウンターを設けることで、食材の準備や調理がスムーズに行えます。

特に、複数人で料理をする場合は、広めの作業スペースを確保することが理想ですね。

5. 家電の配置

まずは大型冷蔵庫の置き場所です。シンク近くに設置した方が、食材の取り出しから調理までの流れをスムーズに行えます。

その他、電子レンジやトースターなどの家電が使いやすい位置にあることで、調理の効率がアップします。

また、コンセントの位置や個数も重要です。
最低でも2箇所は確保しておきましょう。

6. 自然光の取り入れ

キッチンに自然光を取り入れることで、明るく開放的な空間になります。

できるだけ自然光が入るように設計すると、料理をする際の気分も良くなります

7. 家族のライフスタイルに合わせる

家族のライフスタイルに合わせたレイアウトを考えることが重要です。

例えば、小さなお子さんがいる家庭では、目が届きやすいセミオープンの対面キッチンが便利です。

家族の生活スタイルや好みに応じて、最適なレイアウトを選ぶことが成功のカギです。

タッチレス水栓について

これまで、後悔しないキッチンのポイント7選をまとめてきましたが、最近よくある事例として
タッチレス水栓についても少し触れてみたいと思います。

近頃の新築では、タッチレス水栓を希望する施主さんが増えています。

側距・動態センサーや手かざしセンサーなどの、タッチレス水栓は衛生的に使用することができます。

タッチレス水栓にしたい場合は設計プランニングの段階で決定しておくと、電気配線工事をスムーズにおこなえるので無駄な費用も発生しません。

ただし、注意点もあります。
家中の水道をタッチレス水栓にしていると、停電時に水道が使えないという事態がおこります。

あえて、どこかは手動水栓にしておくことで解決できますね。

いかがだったでしょうか。

家族構成は経過年数と共に変化していきます。
それらも踏まえて、キッチンの在り方を考察してみるのも楽しいですね!

今回は以上です。