上棟 in大三島町

【大三島の現場、本日上棟を迎えました】

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瀬戸内海に浮かぶ美しい島・大三島。その穏やかな海と空に包まれるようにして、本日、藤田ハウスが手がける新築住宅が上棟の日を迎えました。

この暑さの中、早朝から大工さんたちが手際よく柱を立て、梁を組み上げ、一気に家の骨格が姿を現しました。設計図の中で描かれていた線が、一本一本の木材となって現実の形になっていく——その様子を間近で見守るたびに、私たちも胸が高鳴ります。

今回の建物は、自然の風や光を存分に取り込む設計。大三島という土地に根ざした暮らしを実現するために、地元の木材も積極的に使用しています。柱一本一本に、大工さんの技と心が込められており、上棟という節目は、単なる工程の一区切りではなく、この家が生き始める瞬間でもあります。

施主さまにもお越しいただき、無事に上棟を迎えられたことへの感謝を皆で分かち合いました。職人たちの手で丁寧に組み上げられていく構造体を見ながら、「ここに家族の新しい時間が流れていくのだ」と、改めて住まいづくりの尊さを感じさせられる一日でした。

今回の上棟を担ってくれたのは、長年藤田ハウスの家づくりを支えてくれている地元の熟練の大工たち。朝の挨拶から始まり、木材一本一本の表情を見ながら慎重に、そして確かな手つきで家を組み上げていきます。その姿はまさに「技術と信頼」の結晶であり、見ているだけで頼もしく、心強い存在です。

大三島という島で家を建てるということは、自然との対話でもあり、地域とのつながりでもあります。風の通り道や、朝日と夕日の角度、近くの山の稜線まで考慮して設計されたこの家は、ただの箱ではなく「暮らしの器」。そこに住まう人の時間が、静かに、丁寧に育っていく場所です。

また、施主さまの新しい住まいへの気持ちに応えるように、私たちも一つひとつの工程に心を込めて向き合っています。

これからは屋根工事、外壁、内装へと進んでいきます。藤田ハウスでは、建てて終わりではなく、その土地、その人の暮らしに長く寄り添う家をつくることを大切にしています。今日の青空の下に立ち上がったこの家も、そんな「島の時間」と調和した住まいになることを目指しています。

完成まで、まだまだ続く家づくりの旅。進捗は今後もこちらのHPでお伝えしてまいります。どうぞ楽しみにお待ちください。