知っておきたい住宅トレンド情報

こんにちは!一級建築士の資格を持つ工務店の藤田ハウスです。今回は、最近の住宅事情や実際にお客様がどのような家づくりをされているかご紹介します。これから家づくりを考えている方に少しでも参考になれば幸いですので、最後まで読んでみてくださいね。

近年の住宅事情

半世紀前までは、住宅といえばある程度の資金力のある中年層が建てるものでした。そのため広い敷地に広いおうちを建てるのが主流だったのです。しかし、近年増えているのが比較的若く、子供のいる世帯が家を建てることがメジャーになってきました。その多くが35年の住宅ローンを組み、50坪程の土地に2階建てや平屋を建てるコンパクトな家づくりにシフトしてきています。そのため、家の建て方や間取り、仕様など現代の暮らしに合わせた変化が見られます。そんな現代の家づくりのトレンドをご紹介していきます。

1、コンパクトなつくりでも開放感を

土地の面積は限られますので、その中でどのように居心地の良い住宅を設計するかが重要となってきます。リビングは坪数を減らしつつ天井を高くして開放的にする、高窓をつけて効率良く明かりを取り入れるなどです。住宅に囲まれている、道路に面しているといった敷地条件を元に、室内に居て広がりを感じられるように気を配ります。また、お客様の中で密かに注目されているのが窓にカーテンをつけないというもの。窓ガラスを半透明にし、窓を付ける高さを工夫することで、カーテンのいらない窓になります。カーテンがないだけで意外にも部屋が広く感じられるのです。

2、玄関付近に手洗い場

コロナ禍をきっかけに急増したのが、玄関付近に手洗い場をつけるというもの。家の中にバイキンを持ち込まず、子どもの手洗いの習慣づけや来客時にも役に立ちます。家族の多いご家庭ではメインの洗面台と分けて活用することで朝の洗面渋滞を緩和させることもでき、現代の住宅のスタンダードになりつつあります。

3、洗面所と脱衣所が別

近年ほとんどの新築で主流になっているのがこれです。脱衣所に洗面台と洗濯機を置かないという発想で、家族がお風呂に入っているときも家事が滞りませんし、脱衣所に衣類を置くスペースを設けることで片付けの手間も省けます。藤田ハウスのお客様も大半が洗面と脱衣を別にされ、ご好評いただいています。

4、ランドリールーム

洗濯をまわす→干す→たたむ→しまうの一連の流れがここで完結する、洗濯をストレスフリーにするためだけの部屋がここです。昨今は共働き世帯の増加、花粉症や虫対策あるいは防犯面に配慮して室内干しを好む傾向にありますので、毎日の家事の負担を減らす大きな役割を果たしてくれます。さらにランドリールーム含め水回りを家の一か所に配置することで家事効率がアップし、仕事に、育児に、趣味に忙しい奥様旦那様の強い味方になってくれること間違いなしです。

5、子ども部屋

一昔前は「子ども部屋=6畳」という発想から、最近では4畳半あるいは4畳と時代とともに小さくなってきた子ども部屋。あえて寝るだけのスペースにすることで、勉強はリビングやデスクスペースなどの親御さんが見守れる場所でさせるということもアリだと思います。また、若い夫婦世帯の場合は将来の子ども部屋を見据えて広めのスペースをつくっておき、その後のリフォームで部屋を仕切る計画もあります。反対に、子どもが大きい場合、巣立った後にどのように部屋を活用するかということも当然ながら考えなくてはなりません。夫婦の趣味や、孫が遊びに来ることを想定しながら活用しましょう。

6、仏壇はどこへ?

住宅がコンパクトになってきたことは前述の通りですが、それに伴ってお仏壇もスリムでモダンなデザインのものが増えてきています。和室をつくらないおうちも珍しくありませんので、リビングの一角に仏壇スペースを作るなど、比較的家族の目に入りやすく手の行き届きやすいところに設置することが多くなりました。藤田ハウスでも仏壇用のスペースや棚を造り付けてほしいとお声を頂くことが多くありますので、生活パターンや方角に配慮して造作させていただいています。

まとめ

知っておきたい住宅トレンド情報を6点ご紹介しましたが、実際に何を優先したいか、どんな暮らしをしたいか?という建築主さまの想いの部分が最重要だと思います。限られた敷地や予算などの条件の中でいかに理想をカタチにするかが注文住宅の醍醐味ですから、私たちも真剣に1棟1棟向き合いながら、そして楽しみながら家づくりをお手伝いしています。家づくりってとても楽しいですが、住んでからはもっと楽しいと思って頂けるような工務店でありたいと考えています。最後まで読んでいただきありがとうございます。では、またお会いしましょう!

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